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それは異業種交流の場でのこと。 五所川原の下山豆腐店のご主人と、はとや製菓の社長とが話をはずませておりました。

下山さまのお話では、産業廃棄物となる「おから」で何かできないか?とのこと。
おからを使ったお菓子を作ってみることになったのでした。

加工前のおからです

まずは、蒸す・焼く・揚げる技術を使い、さまざまな試作品を作りました。 ドーナツ・煎餅・饅頭・お餅を作ってみました。

おからドーナツは人気もあり、作った当日はたいへんおいしいのですが、冷めてしまうとおいしさが半減してしまいました。試行錯誤が続きます。

棒状にした生地をスライサーに入れています
 
試作品としてつくられた「おからカリン糖」は、語感も良く、おからを大量に消費し、日持ちも良いものでした。

ここから、実際の製品化に向けてさらに検討が続きました。

それまでの「カリン糖」のイメージとは違う、「硬くなくて、甘くない」商品にしようと考えました。サクサクとした食感を優先し、おからを50%配合しました。

スライスされた生地をフライヤーに流しています
 
無農薬で育てられた大豆から生まれたおから。
そのおからに負けないぐらい、自然にこだわった素材を組み合わせることにしました。三温糖・自然塩を配合し、米油で揚げると、素朴な風合いと自然な優しい甘さが生まれました。

最初は手作業でおからカリン糖を製産していました。
平成11年、東京ドームで行われた「活彩あおもり大祭典」で販売したところ、大好評。
「いける!」という手応えを感じたのでした。

成形されて出てきたカリン糖
 
大々的に販売すべく、大量生産に向けて設備投資をしました。
おからカリン糖は順調に売上を伸ばし、平成12年度に「農水省総合食品流通局長賞」を受賞しました。そして、青森県から地域技術企業化助成金の交付を受け、さらに設備をととのえました。

この昇降機にカリン糖が乗せられ
計量されます
 

おからカリン糖は順調に売上を伸ばし、地域のみなさまに愛される製品に成長しました。

袋詰めされています
 
 



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